honn blog Diary

watching reading shopping

うなぎの蒲焼効果、香りは理性ではなく本能に働きかける?

 

大脳辺縁系と呼ばれる古皮質、「旧脳」と呼ばれる動物脳。「嗅ぐための脳=嗅脳」は、動物脳という意味でも「きゅう脳」らしいですね。

 

 

嗅脳は動物脳という別名のとおり、動物として生きていくために必要な機能(水分調節、体温調節)や、本能(食欲・性欲・睡眠欲)、快・不快、喜怒哀楽といった感情を担当しています。


また嗅覚、つまり匂いの刺激だけが、五感の中で唯一、嗅脳にダイレクトに届けられます。香りの刺激が嗅脳に直接届くということは、それだけ香りが、人間の本能や感情に強く働きかけるということです。

 

本能を揺りうごかしてあなたを変える香り処方箋

 

 

昔の番組ですが「近未来×予測テレビ ジキル&ハイド」で、「ジャガイモ売り場でカレーの匂いを散布させたら売り上げが1.5倍になった」という実験が興味深かったです。人間の五感で、嗅覚だけが本能に直結しているという検証。

 

ジャガイモ売り場でカレーの匂いを嗅いだお客さまは、「買う買わない」という理性よりも、「カレーを食べたい」という欲求が直接働くらしいです。広告業界では有名なお話で、購買意欲を掻き立てる「うなぎの蒲焼効果」と呼ばれているもの。香りで動かされる本能、日常でも実感。カレーの匂いで、カレーの口になりますもんね。私は焼き鳥が好きなので、キッチンカーの炭火焼の香りに弱いです(笑)

 

 

 

本能を揺りうごかしてあなたを変える香り処方箋

ケミリー園子