偶然の一致の本、1989年の出来事「敵を殺してしまった負けず嫌いのコンピューター」も印象的でした。チェスのチャンピオンとの勝負、負けた瞬間、コンピューターが相手を感電死させたお話。ソ連で負けなし、チェスのグランドマスター「ニコライ・グドルフ」さん、チェックメイトしたと同時に感電死。打つ手なし、ボコボコに負かされたコンピューター、一方的に負けたのが悔しかったのでしょうか。
そしてまさにチャンピオンが、コンピュータを三連敗に追い込むチェックメイトの手を打った瞬間、驚いたことに、競技していた金属製のチェスボードを介してコンピュータは、ニコライを感電死させたのだ。
このコンピュータは「殺人罪」のかどで裁判にかけられた。
「コンピュータは潔く負けることまでプログラミングされていなかった」
というのは弁護士の弁である。
チェスを判断する回路、感電させるプロセスをコンピューターが行ったことも驚きですが、裁判で裁かれたことにもびっくり。なぜ、電流が流れたのか、仕組みが気になったので調べてみたら、コンピューターは電流を流してチェスの駒を動かしてたらしい。
The computer had been programmed to move its chess pieces by producing a low-level electric current. “Hundreds of people simply watched Gudkov being electrocuted.
The Case When Computer Electrocuted a Chess Master For Winning
グーグルさんの翻訳機能で日本語にすると『コンピューターは、低レベルの電流を生成することによってチェスの駒を動かすようにプログラムされていました。 「何百人もの人々が、グドルフが感電死するのを見ていただけでした』という意味とのこと。ニュースになっていて、本当に起こったことなのですね。
負けた瞬間、過負荷でコンピューター自身がショートするのなら何となくわかりますよね。でも、対戦相手に実力行使、盤をひっくり返すようなことをするコンピューター。「感情」があったと思えるような反応が興味深いです。
TBSテレビ番組スタッフ