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小指を握ると、腰にも力が入る?

 

「ガッテン」さんの放送(2020年9月9日)がおもしろい。握力が強い人ほど長生き、握力量と死亡リスクの関係。握力で全身の筋肉量がわかるらしいですね。

 

体を使っている人の方が、握力が強くなる。運動することで分泌される物質があるのだと勉強になりました。「握力がある」=「運動している」=「健康」という結果みたいです。

 

 

スクワットなど、全身の大きな筋肉を継続して動かすと、体内で筋肉を合成する物質が作られます。とくに「IGF-Ⅰ(アイジーエフ・ワン)」と呼ばれる物質は、血液にのって全身に運ばれ、筋肉をどんどん作ってくれることがわかってきています。

 

 

意外な寿命バロメーター!握力で死亡リスクがわかっちゃう!? - NHK ガッテン!

 

 

握力の研究。先日のブログで「腕を回すと握力が強くなる」という話をご紹介していたので、とても気になりました。末端の指先は独立したものではなくて、いろいろと全身の筋肉の影響を受けているのですね。

 

 

同じ本の別のくだり、小指と腰の関係も印象的でした。腰の力を伝える小指の握り。ゴルフクラブや野球のバット、剣術の刀、得物に加わる衝撃を小指で握り込むと、腰に力が入る感じがしますね。逆に、人差し指で握ると、肩に力が入る感じ。腰がふわふわして頼りない。

 

 

手の小指は腰と直結しています。スティック状のもの(ゴルフのドライバー、パター、バット、ラケットなど)を持つときは、まず小指でしっかり持ち、それからあとの4本指をそえるようにします。


この持ち方ができれば、腰の力が伝えられ、首・肩に力が入らないので、肘が浮くこともなく、動きがぶれるとこがなくなります。小指を鍛えることが、腰の力をドライバー、パターに伝える秘訣です。

 

気分爽快!身体革命: だれもが身体のプロフェッショナルになれる! 

 

 

以前、「力士は小指でマワシをとる」といった話も聞いたことがあります。相撲、剣道、柔道、空手道、拳を握る競技の「小指」。腰に力を入れるためのポイントということでしょうか。武道では「足は親指、手は小指」という言葉もあるそうで、「指使い」の奥深さに驚かされます。

 

 

 

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伊藤昇, 飛竜会