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満員電車の運賃が高くなる、通勤定期のダイナミックプライシング

 

ワシントンでは、ピーク時の鉄道運賃がオフピークの1.5倍するのですね。日本でも、JR東日本さんとJR西日本さんが、電車代の変動料金制導入を検討というニュース、「ダイナミックプライシング」という言葉をはじめて聞きました。

 

通勤ラッシュの乗車率減少、満員電車の混雑緩和、本当に対策になるのか気になるところ。通勤・通学の定期のお値段は、ピーク時を想定して設定されますよね。通勤時間を変えられず、満員電車が改善されないで、運賃だけ高くなるなんてこともありえそう。

 

 

国土交通省は、需給に応じ時間帯などで価格を変える「ダイナミックプライシング」を鉄道運賃に導入できないか検討に入った。

 

混雑する通勤時の運賃を高く設定したり、逆にすいている日中は値下げしたりして、乗客を分散させる効果を狙う。コロナ禍での感染防止につなげる狙いだが、時差通勤ができない人にとっては値上げになる可能性があり、理解を求めていくことも課題になる。

 

通勤時は高く、日中は安く 国交省が鉄道運賃で検討開始(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 

 

満員電車で思うのは、満足のいく快適な乗車ではないのだから、逆に安くして欲しいくらい。不味くて高いラーメンのような感じでしょうか。でも、安くなったら人がもっと増えますもんね。需要が多いと高くなる、ホテルや飛行機などで採用されていて、土日祝日の旅行が割高なのも「ダイナミックプライシング」なのですね。

 

導入はいつからなのか。運賃の値上げは「国土交通省の認可」が必要らしく、今すぐどうのといった話ではないらしい。ピークを値上げする代わりに、オフピークをポイント還元で値下げするサービスがはじまってると知ってびっくりです。

 

 

ただ鉄道の場合は、運賃を決められた上限より引き上げる場合、国土交通省の認可が必要で認可されるまでには時間がかかります。

 

このため鉄道会社はピーク時を避けて電車を利用した人にはポイントで還元するサービスを始めています。

 

▽JR東日本が今月から首都圏ですでに始めているほか、

▽JR西日本は大阪の中心部で来月から

▽東京メトロはことし7月からスタートする予定です。

 

各社は、こうした取り組みの効果を検証したうえで、ダイナミックプライシングの導入に向けた検討を本格的に進める方針です。

 

大都市の鉄道 変動料金制の導入検討 議論本格化へ 国土交通省 | NHKニュース