「たいようがおならをしたので ちきゅうがふっとびました」
本のタイトルにもなっている「たいようのおなら」という詩。書き出し二行でおもしろい。愉快な情景を思い描いて大笑いました。素晴らしい感性ですね。
編集:灰谷健次郎, 鹿島和夫, 岸本進一, 坪谷令子, 東条安希子
絵:長新太
6~8歳の子どもたちが書いた詩をあつめた書籍。こんな言葉の組み合わせ思いつかない。子どものときの感性ってそのままでアートですね。そういえば、友人のお子さんが、パトカーのことを「ぽこかー」と呼んでいて、正しく言えないところがとてもかわいい。
いくつかお気に入りがあるのですが、「もし一億円あったら」という詩が好きです。とてもほっこり。
もし一億円あったら
かねだ けんいち(七歳)
つくえをかいます
えんぴつをかいます
ノートをかいます
けしゴムをかいます
せんせい
まだかえますか
子どものときに欲しいもの。1億円も必要ない。数百円のお小遣いが嬉しかったときの金銭感覚。ちょっとした買い物で毎日が幸せ。大人になって失ったもののひとつですね。