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熊との遭遇 逃げるよりも死んだふり? / クマにあったらどうするか

 

熊は、逃げた者を追いかける本能があるそうです。素早く動く生き物に反応するらしい。なので、「死んだフリで動かない方が助かる」という説には一理あるとのこと。

 

 

それからたとえば死んだまねをして助かるということだけど。それには一つそれなりの意味があるんではないかなと思う。


(中略)


七~八人のうち誰が殺されるのかっていうと、なんと一番足が速い人、一番先に逃げた人だった。だからクマは転んで倒れた人を襲うのか、というったら、そうじゃなくて逃げて先に行った人を襲う方が多いんですよ。

 

 クマにあったらどうするか

 

 


死んだふりの注意点。クマは音を出さずに移動したり、静かにして気配を消すことができるらしく、周囲に音がしなくなったからといって安心してはダメとのこと。


一番先に逃げた者が殺される。まるで物語の死亡フラグ。でも、たとえ分かっていたとしても、逃げたくなりますよね。逃げる以外、どうしたら良いか方法が分からない。


なので、姉崎さんが紹介しているクマと遭遇したときの対処法(10カ条)が興味深いです。

 

 

(まず予防のために)
1 ペットボトルを歩きながら押してベコベコ鳴らす。
2 または、木を細い棒で縦に叩いて音を立てる。


(もしクマに出会ったら)
3 背中を見せて走って逃げない。
4 大声を出す。
5 じっと立っているだけでもよい。その場合、身体を大きく揺り動かさない
6 腰を抜かしてもよいから動かない。
7 にらめっこで根くらべ。
8 子連れグマに出会ったら子グマを見ないで親だけを見ながら静かに後ずさり。(その前に母グマからのバーンと地面を叩く警戒音に気をつけていて、もしもその音を聞いたら、その場をすみやかに立ち去る)
9 ベルトをヘビのように揺らしたり、釣り竿をヒューヒュー音を立てるようにしたり、柴を振りまわす。
10 柴を引きずって静かに離れる(尖った棒で突かない)。

 

 

 クマにあったらどうするか

 

 

 熊も人間と出会って驚いているそうなので、無用な刺激で警戒させないのが一番ということみたいですね。


登山などで熊と出会いたくはないですが、もしものときにどうしたら良いのか。とても勉強になりました。

 

 

 

クマにあったらどうするか―アイヌ民族最後の狩人姉崎等 

姉崎等,片山龍峯