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牛が汗をかくほど、本は重い?

 

本を売るときに感じること、本は数がまとまると、とても重いですよね。1冊1冊買うときは、重さを感じない本。ダンボールでまとめ売りすると、とても重いことに驚かされます。それに、本を買うときはフットワークが軽いのに、売るときは腰が重くなりますね(^^;

 

クイズアプリで知ったのですが、「大量の蔵書」を意味する四字熟語があるのですね。みんはやさんのクイズ、正解率18%の問題が興味深いです。丑年にぴったりの出題☆

 

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「汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)」という言葉、初めてです。しらべてみたら、牛が汗をかくほど重く、屋根に届くほど冊数が多いという意味らしい。昔の人も蔵書の多さに苦しんでいたのでしょうか。言葉選び、表現がおもしろいです。

 

 

汗牛充棟の解説 - 小学館 大辞泉

 

《柳宗元「陸文通先生墓表」から。引くと牛が汗を流すほどの重さ、積むと家の棟に届くほどの多さの意》

 

蔵書が非常に多いことのたとえ。また、多くの書物。

 

汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)の意味・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書

 

 

年末年始の整理整頓。新しい一年、新しいものを入れるために、たまったものを出す。物がたくさんあると、使えるものが埋もれてしまいますもんね。物を使いこなす、物を大切にするためには、人それぞれ、部屋それぞれの「適量」があるように感じてます。

 

とくに、11月頃には書棚からあふれ出す本の山。水と草、どちらも選べずに死んでしまう「ビュリダンのロバ」になってしまう。どれも読みたいから、どれも読めない状態、読書欲があふれて本が読めなくなります(笑)

 

なので、10月くらいから少しずつ書棚の棚卸。読んで満足した本、読みたいと思ったけれどタイミングを逃した本、いつか必要になりそうな本、そして、何度も読む本。本棚3割残しのルールで、古本屋さんに出すようにしてます。読む本が変わるのは成長の証、処分ではなくて卒業だと思ってます。

 

選別の基準は「読む」と「読まない」の二択ではなく、3つに分類。以前、「今は読まない」と思って出した本が、あとで必要になったことがあったので、判断基準が変わりました。

 

昔読んで良かった「過去」の本

これからも役立つ「未来」の本

今読みたい「現在」の本

 

何を楽しみたいのか、どうなりたいのか。ビジョンがないと「現在」も「未来」も定まらない。たくさん読むことでビジョンが見えてくる。「過去」の本はビジョンのための蓄積。読まなかった本も、「買うという行為」「読まなかった結果」、選んで失敗した経験も「読書」の一貫だと感じるようになりました。読まないともったいない、そう思うと売れなかったですね。無駄ではないと思えるようになったら、出せるようになりました。

 

何もない空間ができると、とても気持ちがよい。何もないとスッキリする。でも、本棚に空きができると、すぐ本がたまってしまう。スペースがあいていると、隙間を埋めたくなる心理が働きますね。