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失敗できない苦しさ、神木隆之介さんを救ったお母さまの言葉

 

神木隆之介さんの苦悩。役者しかない、居場所はここにしかないという思いが、神木さんを苦しめていたそうですね。「失敗できないから、挑戦もできない」という言葉、25歳のときの心境が刺さりました。

 

 

役者をずっといい感じでやってこられたので、来年の目標を聞かれると毎年のように『現状維持』と答えていました。

 

でもあるときふと、このまま何年、何十年も現状維持を続けるということは、失敗が許されないのと同じだと気づいたんです。もちろん最初から目に見えるような失敗は避けたいけど、失敗から学んで次に生かせることもあるし、そもそもやってみなければわからないことはたくさんある。

 

それなのに25歳の頃までは、ここで失敗したら一巻の終わりという思いが自分のなかに無意識にあって、息苦しさを感じていました。一回でも失敗したら人生終了くらいに思ってましたから

 

神木隆之介にも実は“苦難”があった…救われた母の言葉とは? (ananweb) - Yahoo!ニュース

 

 

神木さんを救ってくれたのは、お母さまの言葉。「辞める選択肢」もあるのだと心が軽くなった神木さん。失敗を恐れず挑戦できるようになったというエピソード、うるっときました。

 

 

この世界にあなたを入れたのは私だし、あなたが続けたいと言ったからそうさせたけど、正直今も心配している

 

(中略)

 

重い作品で役にのめり込みすぎて、心が壊れたりしてほしくない。親としては、息子がどんな職業でも元気で楽しく生きていてくれれば、それでいいのよ

 

神木隆之介にも実は“苦難”があった…救われた母の言葉とは? (ananweb) - Yahoo!ニュース

 

 

「成功」という一本線を、まっすぐなぞり続ける苦しさ。なぞる線が絶対で、ずれたり、はみでたり、まがったりしてはいけないという恐さ。高層ビルをつないだロープで綱渡りしているような恐怖でしょうか。落ちたら死ぬ。一歩進めば進むほど、成功すればするほど、落ちることが怖くなる。ひとつの失敗がすべての終わりと思ったら、挑戦できなくなりますよね。

 

自分の心を縛っているのは、自分の心。がんじがらめな心を解放できるのは、他者からの許容。他にも世界がある。他にも道がある。線をなぞらなくても大丈夫。失敗しても許されるという安心感。なぞる線をちょっと太めにしてくれるお母さまの言葉。心温まる記事でした。