「命までとられるわけじゃあるまいし」
音楽ホールに掲示されてた春風亭一之輔さんのサイン色紙、とても印象的な言葉でした。調べてみたら一之輔さんの座右の銘なのですね。検索したら、ご本人さまの公式ツイッターで「座右の銘」として紹介されてました。
命までとられるわけじゃあるまいし。 https://t.co/QZoAuqxAG6
— 春風亭 一之輔 (@ichinosuke111) December 24, 2017
ほかのサイトさんにはインタビュー記事もあって、
人生哲学が興味深いです。
キツいと思ったことはありませんが、ピンチのようなことはたくさんありました。台詞(せりふ)が出てこない、絶句したこともありますし。でもね、「命までとられるわけじゃあるまいし」。
やりたいことがあれば「ハマって」どんどんやっていく。目の前に立ちふさがる困難も、突破するよりはくるりと回って進んでいく。ちくわのような、車道にあるオレンジ色のバーみたいな、衝撃を受けてぐにゃっと曲がっても、へっちゃらな「やわらかい軸」で自由に、右に左にしながら、前に進んでいければと。
毎週、笑点で楽しい一之輔さん。落ち着きがあって、飄々とし印象で、とてもおもしろい落語家さん。物腰やわらかなのは、考え方・生き方そのものなのですね。定期的に独演会をされてるようで、もう1枚の色紙にはこう書かれてました。
「気に入らぬ 風もあろうに 柳かな」
こちらは、禅の教えで禅宗のお坊さんの言葉らしいです。ググったらお寺さんのサイトがヒットしました。
しかし、同じ我慢するにしても、心を柳の枝のようにしなやかにして、気に入らないことでもやりすごすことができたなら、心の平安が保たれるでしょう。風がいくら強くてもいつかは止む時がくるのですから。
浄土宗 星顕山 光明院 如来寺(栃木県日光市今市)ホームページ
2枚の色紙。困難や失敗を難しく考えないで、物腰やわらか平常心、好きなことして楽しく生きよう、ってことでしょうか。とても素敵な生き方に感じました。
以前、笑点の師弟ペア大喜利の「師弟良い所・悪い所」で、一之輔さんと木久蔵さんの年齢でのやりとりがおもしろかったです。
たい平さん「お前何歳なんだよ」
木久蔵さん「48ですよ」
一之輔さん「俺より3つ上だよ」
木久蔵さん「何、その迫力」
一之輔さん「何、その軽薄な感じ」
一之輔さん「お父さんに言いつけるな」
笑点 2024年1月14日
木久蔵さんの「何、その迫力」の感想、すごくわかります。
すごい迫力ありますよねw
このときのこともあって、
サイン色紙の座右の銘にとても納得です(^-^)
一之輔さんは末っ子で、「12歳年上・10歳年上・7歳年上の三人の姉がいる(春風亭一之輔 - Wikipedia)」そうですね。年の離れたお姉さんたち、幼少の頃、なにか諦めのようなご経験をされて達観されてたのかも?姉弟喧嘩では勝てなさそうですよね。