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カプサイシンの実験、お腹の脂肪が減るラット?

 

カプサイシンには「脂肪燃焼」の効果がある。なんとなく知ってる程度でしたが、科学的に実証されたものだったのですね。体が熱くなる、汗をかく、アドレナリンで興奮する、脂肪が燃える。唐辛子の秘密がおもしろいです。

 

「肝臓に蓄積されているグリコーゲンをグルコースに分解」してくれるカプサイシン。「グルコースと遊離脂肪酸が燃焼することで体温の上昇や発汗をもたらす」とのこと。ラットを使った実験結果が興味深いです。ぷよぷよボディ、脂肪が付きやすいお腹に効果がある?

 

 

脂肪の燃焼効果については、ラットをふたつのグループに分けて、半分のラットにはカプサイシンを、残りの半分にはプラシーボ(偽薬、117項参照)を与えて、体重、脂肪の量の変化を比較した研究報告がある。

 

結果、両グループの平均体重に違いはなかったものの、カプサイシンを投与したグループでは腹部の脂肪が少なくなった。これはカプサイシンによって副腎が刺激され、アドレナリンが高まって、脂肪組織で脂肪から遊離脂肪酸への分解が促進されたと考えられる。

 

痛いところに手が届く本-117の痛みの話 

 

 

代謝向上、体温上昇、発汗作用、胃粘膜が刺激されて食欲増進、塩分控えめ薄味でも美味しい。唐辛子は、辛さを楽しむだけではない調味料で、どちらかというと刺激物なのですね。

 

おそば・おうどんに一味唐辛子、焼き鳥に七味唐辛子、餃子にラー油のみ、ココイチさんのカレーで10辛+激辛スパイス。昔、辛いもの必須な時期があって、お料理の味よりも辛さばかり求めてました(笑)汗をかく爽快感、あの心地よさは、アドレナリンだったのですね。

 

ネットで紹介されていたトウガラシの効果も印象的。脂肪を貯める「白色脂肪細胞」が、脂肪を燃焼してくれる「褐色脂肪細胞」に変わるということを知りました。

 

 

さらに、体内には大きく「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」がある。白色脂肪細胞は皮下や内臓に分布し、体内の余分なエネルギーを脂肪として蓄積する。一方、褐色脂肪細胞は主に鎖骨付近や胸まわりに分布し、脂肪を燃焼し熱を産生する働きを担っている。

 

今回の研究でカプサイシンが白色脂肪の褐色化を促進していることも確かめられた。

 

トウガラシの辛み成分が脂肪燃焼を促す 肥満予防に効果的 | ニュース | 保健指導リソースガイド

 

 

太るのは白色脂肪細胞。痩せるのは褐色脂肪細胞。お腹は、そもそも太りやすい「白色脂肪細胞」なのですね。カプサイシンで褐色化、とても興味深いです。

 

 

痛いところに手が届く本-117の痛みの話 

森本昌宏