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「ベイカーベイカーパラドクス」 自己紹介は「名前」よりも「職業」の方が印象に残る?

 

「ベイカー(名前)」よりも「ベイカー(職業)」の方が覚えている。「ベイカーベイカーパラドクス」という心理現象がおもしろい。人の名前よりも、その人の背景の方がイメージが広がりやすく、印象に残るのですね。

 

 

二つのグループに同じ人の写真を見せて、一方にはこの人の名前は「ベイカー」さんです、と説明し、もう一方のグループにはこの人の職業は「ベイカー(パン屋)」ですと説明したところ、あとになってよく覚えていたのはパン屋として覚えていたグループだったそうです。

 

 

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「吉野」さんというお名前で、頭に思い浮かぶことは少ない。でも、「吉野家」でバイトしてるとなると、牛丼、店員の衣装、オレンジの看板など、身近なイメージが具体的に広がりますもんね。リンクしやすさが覚えやすさ。印象に残る心理現象が興味深いです。

 

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絶対忘れられないお名前というと、M-1で優勝のお笑いコンビ「銀シャリ」の「うなぎ」さん。芸名でなくて本名が「鰻和弘」さんとのことで、とても珍しい名字ですよね。銀シャリで「お米」、鰻さんで「蒲焼」。うな重のイメージで、覚えようと思わなくても覚えてしまいました。インパクトのあるお得な名前ですね。

 

ちなみに、準優勝の「和牛」も食べ物つながりで、1位2位でコンビ名を覚えてます。水田さんのお名前は出てこないことがあるのですが、調理師免許をお持ちの元・料理人という経歴は忘れない。これもやっぱり「ベイカーベイカーパラドクス」ですね。

 

 

 

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池田義博