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腕のつながりを背中で感じる姿勢 / インサイド・バレエテクニック

 

「震度いくつまで立っていられるか」という実験が興味深い本を以前よみました。バレエダンサーさんは、震度7の揺れでも倒れずに立っていられるそうです。

 

足と腰を結ぶ大腰筋が鍛えられているので、重心がぶれにくいらしい。足元、踏ん張る地面が揺れる地震でも、大きくブレない身体。バランスを支えるボディ、とても興味深いお話でした。

 

下記は、先日読みましたバレエの本からの引用です。腕と体幹をつなげる感覚が印象的。バレエは動的にも静的にも姿勢維持の連続。美しい姿勢、綺麗な立ち方の勉強になりました。

 

 

…胴体の筋肉についての説明の中で、腕を動かす時には、セナカの筋肉が複雑に関係することに言及しました。


けれども、「セナカで腕を感じなさい」といわれても、問題は、さほど複雑ではありません。


上腕を回旋させていないのです。上腕を回旋させると、セナカの上のほうにある筋肉が直ぐに活動します。

 

 インサイド・バレエテクニック―正しいレッスンとテクニックの向上

 

 

腕を捩じることで、体幹の筋肉を感じる方法がおもしろいです。背中で腕を感じる感覚。背中が「セナカ」という表現になっているのは、わたしたちが感じてる背中とは別の感覚を意味しているのかも。腕のひねりで動く「鎖骨」と「肩甲骨」の感覚、日常では感じない筋肉ですね。

 

 

 

 インサイド・バレエテクニック―正しいレッスンとテクニックの向上

ヴァレリー グリーグ, 上野房子