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なで肩になるには、脇の下に半紙をはさんで肩を下げる?

 

「艶」と「粋」を理想とした女性の立ち姿。江戸初期に流行した和服美人は、「なで肩」と「柳腰」がポイント。先日の本では「柳腰」のコツが書かれていました。「なで肩」の本はこれですね。蔵書から発見できました。

 

 

 撫で肩に矯正するには、貝殻骨(肩甲骨)を寄せて肩を落とす形を体得する。肘を張ってはいけないし、脇も離してはいけない。


「脇の下に半紙をはさんで落とさないようにしていました」

 

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背中を落として、脇を締める。肩甲骨の位置をキープする感覚。「半紙」のイメージがわかりやすいですね。柳腰では骨盤の傾き、「リクライニングシート」の例えでした。

 

肩甲骨と骨盤。腕の付け根と脚の付け根。手足の使い方が変わる感じ。四肢の重みとバランスする胴体(体幹)、姿勢をコントロールする感覚がおもしろいです。

 

肩を下げると、首筋が伸びる。横隔膜が上がる。

骨盤を傾けると、大臀筋や骨盤底筋に力が入れやすくなる。

 

上半身と下半身が引っ張り合う感じで、なんとなく、背中で「つなひき」をしている感覚。気持ちが引き締まる、ほどよい緊張感。姿勢を正すと、気分もシャキっとするのですね。正座がしやすい背筋の状態、座り方という面でも日本の文化に適した姿勢なのだと感じました。

 

 

 

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別冊宝島317