honn blog Diary

watching reading shopping

絵本 犬になった王子 / 漫画『シュナの旅』の原作

 

宮崎駿監督の『シュナの旅』。巻末のあとがきに、「元(原作)となっているチベットの民話がある」と紹介されていました。それが『犬になった王子』というお話。

 

犬になった王子――チベットの民話

君島久子 後藤仁

 

二つの作品を比較してみますと、ストーリーの流れはほぼ同じ印象。途中のエピソードの違いに、宮崎監督さんの個性が滲み出てますね。作品の雰囲気、ナウシカやラピュタのような世界観に感じました。


興味深かったのは、絵を描かれている日本画家の後藤仁さんが15歳の頃に“シュナの旅”を読み、座右の書になっているということ。画風は違いますが、描かれている世界観に宮崎監督の面影のようなものを感じました。