高校で英語教師をしている友人のオススメ。日本語感覚で英語が覚えられると教えていただいた本「やさしい英語のことわざ」シリーズ。とくに、1巻は日本のことわざに近い英語になっているということで、楽しみにしてました。
ホント、日本語のような感じで英語に訳されていて驚きです。
たとえば、「金は物を言う」が「Money talks.」で、「恋は盲目」が「Love is blind.」でした。
これで通じるのですね。びっくりです。英語は別の言語。英文は敷居が高い読みもの。先入観で怖がってました。身近に感じられる表現もあると知って、勉強意欲が高まりました。
全4巻。ことわざを通して覚えられる英語。どれも興味深い。
2巻でのお気に入りは「船頭多くして船山に登る」の英文「Too many cooks spoil the brosh.」です。「料理人が多すぎることが、スープを台なしにする」という意味。英語の方がおしゃれな言い回しですね。
3巻では、「A rolling stone gathers no moss.(転がっている石はまったくこけをためない)」が美しい。「転がる石に苔は生えない」もそのまま直訳英語でいけるのですね。
4巻では、「たで食う虫も好き好き」ということわざ。好みはひとそれぞれという意味を英語でいうと「There is no accounting for tastes.(好みの理由を説明できない)」になるのですね。
くもん出版
日本語よりもわかりやすい英文もあって、とてもおもしろいです。