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カンピロバクターが原因の食中毒(腹痛・嘔吐・下痢)は、鳥肉の生食をしてから3日後に発症…。

 

 

 

 

カンピロバクターとは、鶏や牛、豚など家畜の腸管内に生息する細菌のことだ。特に鶏の腸管内にいる確率が高い。市販の鶏肉の6~8割から検出された、という調査結果もある。

 

減らないカンピロ食中毒 その鶏肉、本当に「生食用」ですか?(産経新聞) - Yahoo!ニュース

 

 

 

ヤフーニュースさんの記事で、以前、鳥の生レバーや鳥刺し、レア(生焼け)の焼き鳥が食べられるのが売りの居酒屋さんだと知らずに入店して、生の鳥肉を食べてしまったことを思い出しました。

 

友人とカウンター席に座って、焼き鳥を注文して、出てきた串をパクリとひとかじり…中まで火が通っておらずびっくりしました。慌てて店員さんに聞くと「新鮮な鶏肉だから大丈夫」との一言。

 

お客さんも大勢いて、「そういうお店なのか」「生でも安全に食べられる鶏肉があるのか」と信じて食べてしまう。

 

けれど、3日後の夜、下腹部に激痛がはしり、一晩中、トイレでうなってました。腹痛に、嘔吐に、下痢…眠れない夜が1週間くらい続きましたね。

 

ただ、食中毒の原因が鳥の生食、カンピロバクター感染によるものだとはすぐに気が付きませんでした。何か悪いものを食べたのかと、まずは前日の食事を疑いますよね。まさか3日も前に食べた焼き鳥が原因とは疑いもしませんから。

 

症状をネットで調べて、ようやく3日前の串焼きを思い出すにいたりました。保健所さんに電話で確認&相談したところ、症状的にも、発症時期的にもカンピロバクターである可能性が高いという話。一緒に食べていた友人も同様の症状がでてましたので、かなりの確証。

 

でも、原因を調べるために何らかの対応をするのなら、便の提供、1週間食べたものの詳細を伝える必要があるとのことで、遠方だったこともあり、お話だけさせていただきました。そのとき、「生食可能な安心・安全な鳥肉はない」といったことをお聞きして、それでも商品を提供しているお店があるのだと、勉強になりました。

 

それと、店名は伝えませんでしたが、食中毒が発生している可能性があったとしても、電話の一報だけでは保健所さんは動かないものなのだと感じました。お腹が痛い原因が、3日前に食べた食事だと気づく人は少ないですよね。カンピロバクターでお店が訴えられることはあまりない(死亡事故など、大きな事件にならない場合)のだとそのとき感じました。

 

 

 

食品衛生法は、牛のレバーと豚の肉・レバーを生食用に提供することを禁止している。これらの肉・レバーは、感染すると死に至ることもある腸管出血性大腸菌やE型肝炎ウイルスに汚染されている可能性があるためだ。

 

 しかし、鶏肉はカンピロバクターによる汚染の可能性は高いものの、死亡のリスクが低いこともあり、生食の提供を禁じていない。

 

減らないカンピロ食中毒 その鶏肉、本当に「生食用」ですか?(産経新聞) - Yahoo!ニュース

 

 

そもそも、法律で禁止されていないので、生での提供を注意はするものの、問題ないみたいですね。なので、北海道の焼肉屋さんのバイキングで死亡したニュース(2015年)を知ったときはかなり驚きました。

 

 

 

北海道栗山町の焼肉店で3月に食事し、食中毒症状を訴えて入院していた町内の中学3年の女子生徒(14)が今月1日に死亡したことが、町教育委員会などへの取材で3日分かった。

 

食中毒で入院の中3死亡 焼肉店で3月に食事、北海道 :日本経済新聞

 

 

 

命の危険がある重篤な症状になる可能性もあるのだと、報道を知ったときのこと(驚き、恐怖)をよく覚えてます。でも、食べたからといって発症せずに平気な方もいたりするのが不思議ですよね。何にしろ、私はカンピロバクターで食中毒が発症する体質なのだと勉強になりました。