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お金で買えるもの、お金で買えないもの / 世界一愚かなお金持ち、日本人

 

家庭、時間、快適な睡眠、知識、健康、尊敬、命、愛。すべてそろっていたら「私の人生はとても幸せ(幸福の条件が全部そろっている)」と断言しても良いですよね。


でも、これらは仕事(お金)のために、犠牲(軽視)になるものでもありますよね。幸せになるためにお金を稼いでいるのに、幸福の条件はお金では買えないものばかりというジレンマが興味深いです。

 

 

作者不明ですが、成功している華僑富豪たちは「お金で買えるものと、お金で買えないもの」を知っていることが、人間としての良識だと考えています。

 

「お金で買えるものと買えないもの」(作者不明)


お金で「家」は買えるけれど、「家庭」は買えない
お金で「時計」は買えるけれど、「時間」は買えない
お金で「ベッド」は買えるけれど、「快適な睡眠」は買えない
お金で「本」は買えるけれど、「知識」は買えない
お金で「名医」は買えるけれど、「健康」は買えない
お金で「地位」は買えるけれど、「尊敬」は買えない
お金で「血」は買えるけれど、「命」は買えない
お金で「セックス」は買えるけれど、「愛」は買えない

 

世界一愚かなお金持ち、日本人

 

 

「お金で買えるものと買えないもの」に言葉を付け加えて解釈するなら


◎家があっても、家庭に居場所がない。
◎時計(高級ブランド品・財産)があっても、ゆっくりする時間がない。
◎快適な空間(ベット)があっても、心の余裕(快適を楽しむゆとり・睡眠)がない。
◎あれこれ(本で)知ってはいても、経験(活きた知識として発揮)する機会がない。


などなど、こんな感じでしょうか?


そういえば、「熟年離婚」に至る夫婦の最大の原因は、「仕事と家庭生活の両立(協力的でない夫に対する妻の不満)」にあるそうですね。


男性(夫)からすると、家族を養うために働いているのだから、「家のこと(家族の団欒・家族サービス)まで求められるのは辛い(面倒くさい)」というのが本音?


女性(妻・専業主婦)からすると、家事・炊事・育児に無関心の夫に「あなたの母親・メイド・家政婦ではない(こなして当たり前・感謝がない)」というのが不服のタネ?


男性は家族のために“お金(食べるための糧)”を稼ぎ、女性は家族全員での“幸せ(楽しい時間)”を大切にしたい。でも、“お金(仕事)”があることが前提での“上乗せ(家族サービス)”要求に、男性が疲弊してしまうのが現状みたいですね(男のいいわけ?女の過剰な期待??)。


こうしたジレンマ(仕事と家庭の両立など)を解決する手段が、「投資・資産(株式や不動産)」ということになるんでしょうね。


仕事をしつつ、お金にお金を稼いでもらうから、自分の時間を確保できる…だから、周囲の人間(家族)を気遣うゆとりが出来るということでしょうか。でも、投資に失敗して、全て(家族・財産)を失ったって話も耳にしますもんね。

 

いろいろ考える刺激となった「お金で買えるものと買えないもの」のくだりでした。

 

 

 

 

世界一愚かなお金持ち、日本人
作者:マダム・ホー (著)