ノンフィクションが原案のサスペンス映画。政権は情報でひっくり返る。改ざん、隠ぺい、印象操作。国を守るため、事実をもみ消す内閣情報調査室。組織に疑問を抱くエリート官僚、真実を求める新聞記者、二つの視点で国家の闇に近づく。最後の最後までハラハラ、そして、見終わった後も心臓がドキドキしています。
出演: シム・ウンギョン 松坂桃李 本田翼 岡山天音 郭智博 長田成哉 宮野陽名 高橋努 西田尚美 高橋和也 北村有起哉 田中哲司
監督: 藤井道人 / 原案:望月衣塑子
新聞社のシーンはカメラがゆらゆら。画面が揺れていて、ちょっと酔いますね。逆に、内閣情報調査室のシーンは安定していて、全体的に青みが強い映像。官僚と記者の両サイド、立場の違いを映像で演出しているように感じました。
政権批判、反政府。イメージダウンというリスクを覚悟、主演を演じられた松坂桃李さんの熱演が印象的。記者役のヒロインは、誰も引き受けてくださらなかったそうですね。ラストの口パク、声に出せない言葉は「ごめん」でしょうか？
