「死は生命のもっともすばらしい発明だ」のくだり、スティーヴ・ジョブズさんの死生観が印象的でした。判断をにぶらせるさまざまなものは、「死」の前では消え、迷いはなくなるといった感じでしょうか。
人生を左右する分かれ道を選ぶとき、いちばん頼りになるのは、いつか死ぬ身だと知ることです。
周囲の期待、プライド、失敗の恐怖、すべてのものが死に直面すると消え、本当に大事なことだけが残るのです。
今日死ぬとして、今日という一日に何を選ぶのか。そして、どんなに苦しくても、最終的には「死」によって強制終了(救済)される。永遠に続くわけではないからこそ、「今」の選択が明確になるのだと感じました。
堀江貴文 (監修) [asin:9784800259752]