「虐待」がテーマで描かれている絵本。こんなにも「怖い」と感じた絵本は初めてです。見開き全面が真っ赤。血を連想させる赤一色の色紙。右のページにはボソッと一言、左のページにはポツンとクマさんのぬいぐるみが描写されている。
作:MOMO
絵:YUKO
そして、ページを送るごとに、コメントが過激になっていく。熊の人形がズタボロになっていく。
バラバラになったクマが心の叫びを代弁。こんなにも心が苦しい。心が傷ついていると訴える。
最後に一言「あいされたい」
まるでサイコホラー映画を観たときのような余韻。後味の悪さ。読んでいてゾクゾクっと背筋が冷たくなりました。そして、涙がとまらない。小さなお子さんが読まれたら、トラウマになってしまうかもです。