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読書『さがしもの』

 

 

メレンゲの気持ちにゲストとしてご出演されました上白石萌音さん。読書が趣味とのことで、おすすめの書籍をご紹介されていました。『さがしもの』『常設展示室』『アンネの日記』の3冊。

 

 

 

 

 さがしもの (新潮文庫)

 角田光代 (著) asin:9784101058245

 

 

「さがしもの」という単行本の中に収録されている短編「旅する本」のお話をされていて、本がどのように旅をするのか気になってお取り寄せしました。ネタバレはもったいないので詳細は書きませんが、とても読みやすく、面白い展開ですね。

 

個人的に好きなお話は、書籍のタイトルにもなっている「さがしもの」という小説。おばあちゃんからの依頼で本を探すことになった女の子が、古本屋をめぐり歩くというもの。私も神田神保町など、古書店を探し歩いたことがあるので、情景がとても身近な感じがしました。

 

一番印象に残ったおばあちゃんのセリフ…「死ぬのなんかこわくない。死ぬことを想像することがこわいんだ。できごとより、考えのほうが何倍もこわいんだ」という言葉が心に響きました。そして、「ふられることよりも、ふられるかもしれないと思うことのほうがこわかった」という女の子の言葉。

 

恐怖は頭の中で膨らむもの…心配しすぎ、怖がりすぎで、実際はたいしたことではなかったなんてことありますもんね。いろいろ共感できて満足感のある一冊でした☆

 

 

 

 常設展示室: Permanent Collection

 原田マハ (著) asin:9784103317548

 

 

 

 

アンネの日記 増補新訂版 

アンネ・フランク (著), 深町眞理子 (翻訳)  asin:9784167651336