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読書『人生がときめく片づけの魔法』

 

 

「部屋の状態は、自分の心を現している鏡」という話がありますよね。整理できない、捨てられない、物が増えていく…片づけられないのは心の問題というもの。


この本の著者さんは片付けのプロ、捨て方のコンサルタントをされている方。個人レッスンを受講すれば、「一度習えば、二度と散らからない」ほどで、卒業生のリバウンド率がゼロという実績。さらに素晴らしいのは、片づけができるようになると同時に、決断ができるようになるらしく、人生そのものも劇的に変化するという評判とのこと。エピソードの中には離婚を決断してしまった方まで紹介されてました(^^;


部屋を片付けられるようになると人生が変わる…トイレ掃除をすると金運が巡ってくるという話に近い?読んでみると、習慣が変わることで心や感性が変わることがポイントみたいですね。これって、ダイエットと同じような感じでしょうか。習慣を変える(今までを捨てる)決断をして行動、変わった自分を好きになることで新たな習慣として継続、体型を維持できるようになるような感じ。


「いつか使う」「もったいない」といった捨てられない心って、自分のしたいことが明確にイメージできていない状態なのかもしれないですね。自分に何が必要で、何が大切かわかってない。だから決められない、決めたくない。なので決断の先送りで保留して安心している。


“何かを選ぶということは、他の全てを捨てること”といった話を聞いたことがあります。“一つを選んだ結果”で他を捨てることになるのではなく、“捨てていった結果”で残ったものが“選択”。残すものを選ぶのではなく、捨てるものを選ぶ。


とすると、“買うもの”よりも“買わないもの”を意識すること。“必要なもの”よりも“必要のないもの”を感じることが大切なのだと感じる。「いつか必要になる
」可能性ってゼロにはならないですもんね。


捨てられないのは、物や価値、情報に依存している状態。それがなくては乗り越えられない事態を想定している。つまり、「無いと心配」という依存した状態から、「無くても平気」という依存しない心の状態になることが、“捨てることで人生が変わる”ということなのかもしれないですね。

 

 

 

 

 人生がときめく片づけの魔法

作者: 近藤麻理恵
装丁・本文デザイン:轡田昭彦・坪井朋子
カバーイラスト:井上まさこ
編集協力:乙部美帆
編集:高橋朋宏・桑島暁子(サンマーク出版)
出版社/メーカー: サンマーク出版
発売日: 2010/12/27
メディア: 単行本(ソフトカバー)
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