ジブリなのに、食わず嫌いでずっと見ていなかった作品。「耳をすませば」的な恋模様がお好きな方なら、この作品も好感を持てますね。
声優：長澤まさみ、岡田准一、竹下景子、石田ゆり子
企画・脚本：宮崎駿
監督：宮崎吾朗
ただ、全体的に説明不足なところが多く、伏線や裏設定、感情の機微に気づかないでスルーしてしまいそう。いろいろと疑問に思ったことがあり、調べてみてから再度物語を観ることで、深く楽しむことができました。
たとえば、ヒロインの名前は「海（うみ）」なのに、「メル」とも呼ばれている謎。登場人物によって、ヒロインに対する呼び方が違うので、どのような使い分けがあるのか解説してないので混乱しました。「メル」という名前の由来は、フランス語の「海（ラ・メール）」なのですね。
また、「海（メル）」さんが掲揚台に掲げている旗に「航海の安全を祈る 」という意味があり、それへの返答として風間君の船が「ありがとう」という旗を掲げているそうです。ひとつひとつの描写の意味が興味深いです。
