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「よもやよもやだ」を英語で言うと「What an ugly mess.」になる?

 

私、僕、俺、うち、あたし、主語を表現する言葉、日本独特の言い回しを「役割語」と言うらしいです。1人称や語尾の言い回しにキャラクターがにじみでる言葉使い。アニメや漫画といったサブカルチャーの発展は、役割語のおかげなのかも。海外版、翻訳ではイメージががらりと変わりますもんね。「私」も「俺」も、「I(アイ)」としか訳されないのは味気ない感じ。

 

 

単語の‟I”(一人称)にあたる言葉を日本語にしようとすると、訳す人は役割に合わせて、「私 / 僕 / あたし」などを使い分けなくてはならず、本当に大変です。日本語には「役割語」(役割に沿った日本語)があるからです。

 

知っているようで知らない 日本語のルール 

 

 

鬼滅の刃が世界で大ヒット。2020年公開の映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が、全世界の興行収入1位になったとのニュースにびっくり。驚きの人気ぶりですね。

 

 

 

海外の言語では、どのように翻訳されているのでしょう。とくに「よもやよもやだ」「穴があったら入りたい」など、独特なセリフが印象的な煉獄杏寿郎さん。英語ではどんなフレーズになっているのか気になりました。

 

Demon Slayer -Kimetsu no Yaiba- The Movie: Mugen Train English Dub Trailer - YouTube

www.youtube.com

 

You Tubeさんでアップされている英語バージョンの予告動画では、「よもやよもやだ」が「What an ugly mess.」という英語になってますね。発音がよく聞き取れなかったので、こちらのサイトさんを参考にさせていただきました。

 

 

What an ugly mess.

なんてひどい散らかりようだ

 

Flame breathing first form.

炎の呼吸 壱ノ型

 

鬼滅の刃を英語で話そう!英語版についても解説 - ネイティブキャンプ英会話ブログ

 

 

ちなみに、漫画版では「I can’t believe it!  / 信じられん」で、 英語字幕訳では「How could this be?  / どうしてこうなったのか」となってるらしい。音の響き的には「What an ugly mess.」が一番しっくりくる感じでしょうか。英訳から日本語に戻して「なんともひどい散らかりようだ」にしてもかっこいい。

 

でも、「よもやよもや」は「よもやよもや」であって欲しいですね。比較するとよくわかる役割語のおもしろさ、日本語の魅力を感じました(^-^)

 

 

知っているようで知らない 日本語のルール

佐々木瑞枝