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映画『ターミネーター2』で完結、カットされた本当のエンディング

 

ジェームズ・キャメロン監督の映画『ターミネーター』シリーズ。本当は、続編2で終わりだったそうです。なので、完結の意図を表現した真のアナザーエンディングが存在しているというお話。

 


収録されているDVDが欲しくて、映画T2のバージョン違いのDVDを見かける度に買っていました。シュワちゃんの声が玄田哲章さんではないものとか、声優のキャスト陣が違うものとか、収録時間やカットシーンなどが微妙に違う特別版とか。同じタイトルで、いろいろ発売されていて、びっくりしました。

 


映像特典として別ディスクに収められているスペシャルパッケージ。未公開映像のチャプタータイトル『当初の結末:「未来コーダ」』に真のエンディングが収録されています。

 

 

 

スペシャルコレクション ターミネーター2 特別編 [DVD]

出演: アーノルド・シュワルツェネッガー, リンダ・ハミルトン, エドワード・ファーロング, ロバート・パトリック
監督: ジェームズ・キャメロン

 


劇場で公開された暗闇を走りながらサラ・コナーがコメントしているシーンがばっさりカット。親指を立てて溶鉱炉に沈むシュワちゃん、消滅した直後、ジョンと抱き合うサラ。その場面から一気に未来へと場面が移る展開。

 


近未来を感じさせる建物が遠めに見える大きな公園。ベンチに座っている年老いたサラ。大人になったジョンと孫娘が遊んでいる光景を眺めながら、レコーダーに音声記録を吹き込んでいます。

 


審判の日(1997年8月27日)に何事もなかったこと。ジョン・コナーが上院議員になって、違った形で戦いを続けていること。事後報告形式で未来に至る途中経過を伝える内容。スカイネットによる核戦争も、ロボット(コンピューター)と人間との争いもない。世界が平和になったエンディング。

 


構図的に、ちょっとマトリックス3っぽいラストシーン。雰囲気がなんとなく似てました。このラストシーンを見ますと、平和な世界になったことで、このお話は完全にここで完結。続編へと続く伏線が断たれているので、3以降が別物のお話(パラレルワールド)になってますね。

 

 

ちなみに、特典映像(ディスク2)を見るための選択の手順は、主特典「資料中枢」→ビデオ映像「疑問監視庫」→あとはひたすら下を押していくとありますね。収録映像が多いので59回くらい押しました。それと、もう一つ削除されたシーンがあって「T-1000がジョンの部屋を探す」場面があります。

 


ジョンの部屋には、サラからのメッセージが入ったカセットテープと複数枚の写真が隠されていたんですね。ここでサラの顔写真を見て、サラを認識(記録)してから殺害に向かったという描写。T-1000は、劇中でジョンの顔写真は見せてもらってましたが、サラ・コナーの写真は見てないですもんね。なぜ、サラの顔を知っていたのか納得です。