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お子さんの偏食、好き嫌いがなくなる怖い絵本 / たべてあげる

 

ピーマンが嫌いな「りょうた」くん。自分の分身、小さな「りょうた」くんが現れて、嫌いな食べ物を全部食べてくれるという展開が面白い。お子さんの偏食が治る。好き嫌いがなくなる。でも、「トラウマ級に怖い」と評判の絵本。

 

 

たべてあげる 

文:ふくべあきひろ / 絵:おおのこうへい

 

ほのぼのな絵本かと思って読み進めると、どんどん大きくなっていく「小さなりょうた」くん。最後には、本物の「りょうた」くんが食べられてしまう。本物と偽物が入れ替わってびっくり。とても衝撃的でした。

 

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なんとも言えない余韻が残るとても怖い絵本。ちょっとしたホラー。怪談話のような印象です。ちなみに、著者さんによりますと、「子供には怖いと思うことが大切」というコンセプトで描かれているそうです。

 

 

 

商品レビューでも、「効果絶大」「子供が泣いた」という感想がありました。実際に好き嫌いがなくなったというコメントも興味深い。

 

読んだお子さん。感じた恐怖は想像もできない。小さい頃、テレビで放送されたアニメ「まんがにほん昔ばなし」の「馬の顔をしたネズミ観音」が衝撃的で今でも覚えているのですが、この絵本を読んでいたらそれ以上の恐怖を感じていたかも。