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そり立つ壁の攻略法は、「曲率半径」で重心を下げてジャンプ? / 跳躍 陸上競技入門ブック

 

 

高く跳ぶ。遠くへ跳ぶ。陸上競技の中では、「高跳び」と「幅跳び」が好きです。瞬間的な運動で魅せる芸術的なスポーツ。とくに「高さ」に憧れます。

 

先日読みました「跳躍力」について書かれた本。走高跳、走幅跳、三段跳、1冊まるごと跳躍競技。跳ぶための運動理論、テクニック、トレーニング。ジャンパーになるための練習方法が興味深いです。

 

 

 

「踏み切り前に重心を下げるといい」といわれます。その理由は曲率半径が大きくなることで、水平方向から垂直方向への重心の方向転換が容易になるからです。

 

跳躍 (陸上競技入門ブック) 

 

 

 

とくに、印象的だったのが「曲率半径」のコラム。跳ぶ前に重心を下げることがポイントというお話。重心が高いと、跳躍運動の直前、急ブレーキになってしまうみたいです。

 

 

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掲載されている図表。曲率半径が描く曲線。「SASUKE(サスケ)」に出てくる「そり立つ壁」のように見えました。半径の大きい円、重心を低く下げるためのアーチ。高く跳びやすいようにできているアトラクションということでしょうか。「曲率半径」のサポートで沈みこむように加速、重心コントロールで高く跳ぶ。難関攻略のカギは「曲率半径」なのかも?

 

 

 

跳躍 (陸上競技入門ブック) 

吉田孝久