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木で木を割る「クサビ」の知恵 / 所さんの目がテン

 

丸木舟を石斧で作る企画の2週目、目がテンさんの続きを見ました。巨木の裏側からの伐採、2日目の午後で2785打撃。石斧で叩くこと3日間、1万3927回の打撃、とても大変な作業。倒れる瞬間の迫力、まだ材料確保の段階ですが、とてもワクワクしますね(^-^)

 

 

所さんの目がテン!

人類はこう作った 丸木舟(2)

 

日テレ 1月24日(日)放送

 

現代科学の原点である昔の技術を再現する企画「人類はこう作った!」舟編▽縄文時代に作られていた「丸木舟」を再現!総日数18日のビッグプロジェクト▽ヨーロッパ企画・石田剛太が石斧だけで巨木から船を作る!▽高さ3mの巨木を3日間かけ石斧だけで伐り倒す!▽ヨーロッパ企画・酒井善史も合流!打撃8万回以上に及ぶ石斧での舟づくり

 

出演

所 ジョージ, 酒井善史, 石田剛太, 佐藤真知子

 

所さんの目がテン!|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」 - 無料で動画見放題

 

 

切り倒した巨木を舟のサイズ4m20cmの丸太にカット。ここでまさかのチェーンソー(笑)1分もかからずに切り終わって、悲しくなる石田さん。たしかに3日間の苦労を考えると、切ないですよね。文明の利器のすごさを体感できる映像でした。

 

最初は、舟の底を決める作業。年輪の偏りをガイドにするのですね。以前、あばれる君が冒険少年さんの企画で丸太船を作成、川下りをされましたが転覆。年輪を気にしてなかったように記憶してるのですが、バランスが崩れたのは年輪が原因でしょうか。でも、激流だったというのもありますよね(^^;

 

『アイアム冒険少年』8/31(月) あばれる君…自作の丸太舟で激流川下り挑戦!!【TBS】 You Tube動画

www.youtube.com

 

続いて、不要な部分を剥ぎ取る作業。木のクサビで、木を割る。繊維にそって差し込むと綺麗にさけるのですね。まるでさけるスティックチーズ、とても美しい断面。電気工具を使わなくても、効率的に平らな面を加工できるテクニックに感動です。

 

山田昌久教授のお話ですと、旧石器時代から「クサビ」の技術は使われていて、骨を割ったりしていたそうですね。ただ、縄文時代の丸木舟に使われてた形跡はあまりないそうで、弥生時代の技術とのこと。

 

今度は、人が乗る部分を座れる深さまで削る作業。まずは石斧、数ヵ所に12センチの深さでV字の谷を入れる。山になった部分にクサビを入れることで、大きく剥ぎ取れる。「たいした道具はなくても知恵でカバー」と所さんが大絶賛。早くてきれい、無理無駄のない作業工程、知ってるか知ってないかで仕上がりが変わる大きなポイントに感じました。ちなみに、あばれる君はここで苦労されていて、火で焼いて削る方法が印象的でした。

 

深く掘り進めていると、石斧の柄が邪魔になる。「縦斧」の限界、ここで新たな道具「横斧」が登場。石の刃先を横にするだけで、使い勝手が劇的に変わる。縦斧のイメージしかなかったのですが、クワのようにして使う石斧もあったのですね。伐採開始から9万4539打撃、39センチの深さに到達。今日はここでお時間となりました。少しずつ形になっていく丸木舟、次回はいよいよ完結編、次週がとても楽しみです☆