大河ドラマ「麒麟がくる」。帝と親しい望月東庵先生、公方様と仲が良い駒ちゃん、徳川家康に仕える菊丸さん。実在しないオリジナルキャラクターが活躍してますね。
みんな、明智光秀を助けてくれる人物たち。ドラマのラストでも光秀を助けてくれるのではないかと期待してます。光秀が天海として生き残り、新しい時代を迎える説推し。平和な国、麒麟がくるその時まで、光秀に生きててほしいです。
先日読んだ本。明智光秀が坂本龍馬のご先祖さまというお話が印象的でした。
坂本龍馬も、明智光秀も、歴史の変わり目に影響を与えながら、新しい時代を見ることができなかった。そんなお二人が同じ血筋、血縁だとしたら、ホント興味深いですよね。昨日読んだ別の書籍では、家柄の詳細が書かれていました。
龍馬の家は、先祖代々の郷士ではありませんでした。龍馬の曽祖父の坂本直海の時に郷士の株を買ったものなのです。
坂本直海の実家は才谷屋という羽振りのいい商家でした。寛文六年(一六六六年)に高知城に出てきて、質屋を開いたのが直海の曽祖父・才谷守之です。
(中略)
才谷屋の祖先を調べると、明智光秀の名前が出てきます。
もともとは坂本村出身だったとされる坂本家。坂本村は、明智光秀の坂本城、天海が復興に尽力した比叡山延暦寺がある土地。坂本家は、坂本城が落城したときに、土佐の「才谷(南国市)」へと逃れたそうですね。
四国というと長宗我部元親。織田信長と元親との間で板挟みになった光秀からすると、全然関係がない土地というわけではないですよね。
長宗我部元親の妻と、長男・信親の妻は、二人とも石谷氏の娘で、石谷氏は明智家と深い繋がりがあります。このことから考えても、坂本家が明智家と血縁関係があったならば、長宗我部元親を頼って、土佐に来る可能性もありえます。
ただ、その場合、才谷村のような山間部ではなく、平野部の一定の領地を与えられてもおかしくはないことから、明智後裔説は疑問視されています。
明智家と坂本家。真偽はわかりませんが、調べれば調べるほど、知れば知るほどおもしろいです。明智光秀は謎が多い人物ですね(^-^)
森岡浩