異色のスポーツ対決がおもしろい。漫画家なかざき冬先生の読み切り短編集です。「足でやるバレーボール」と呼ばれている球技『セパタクロー』が作品になっているのが珍しい。
作者: なかざき冬
このコミックスでは、コラボレーションがテーマになっているようで、どのお話も斬新な設定が楽しめますね。セパタクローでサッカーと対決。フィギュアスケートのテクニックでアイスホッケーに勝つなど、切り口が面白いです。
一番好きなのは、スケッチ少年がテニスの動きを「ラーニング」するお話。運動はしいないけれど、デッサンするイメージ力が抜群。観察眼で相手を分析。絵を描く才能でテニスの試合に出場するという展開にワクワクしました。相手と同じ土俵(技術)で戦わないのがおもしろい。