honn blog Diary

watching reading shopping

人生は仮の宿、他人の家で「我が物顔」だとケンカになる? / 人生の価値 それとも無価値

 

「此世の人、客に来たとおもへは、苦労もなし」というくだり。「たくあん漬け」で有名な禅僧 沢庵宗彭さん。「結縄集」に記されている一節が興味深いです。

 

 

人間は客としてこの世にやって来たと思えば、苦労はないものだ。

 

満足できる食事が出されたら、それを「ごちそうさま」といただけばよいのだし、満足できないときであっても、自分は客であるのだから、これを褒めて食べねばならない。


夏の暑さも冬の寒さも、客であるのだからじっと耐えねばならない。子どもや孫、兄弟たちも、自分と一緒にやって来た相客と思って仲良く暮らし、心を残さずにさらりと辞去せねばならない。

 

人生の価値 それとも無価値 (こころライブラリー)

 

 

お客さんだから多くを望まない。してくれたことに満足。心遣いにただただ感謝。誰かと一緒、心穏やかに過ごせる秘訣ですね。相手に期待しすぎると不満でいっぱい。ケンカになる。

 

宿のご主人からすると、お客の勝手な期待に困惑して、

お客の過剰な期待に疲弊してるような感じでしょうか。

 

自分の不満で、感情のままに文句を言う。自分の不快で、相手を変えようとする。思うようになる。思うようにしたい。これって、他人の家で我が物顔してるのかも。

 

人生の価値 それとも無価値 (こころライブラリー)

ひろさちや