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カンガルーの利き手はサウスポー?

 

有袋類のカンガルー。動物園でみる寝姿が印象的で、肘をついて横になってリラックス、ソファでくつろぐ「おじさん」のようなポーズが愛らしい。リモコンでテレビのチャンネルを切り替えてそうですよね(笑)

 

 

 

人類と同じように、常時、直立二足歩行が可能なカンガルー。よくよく観察すると、とても小顔で八頭身以上のモデル体型。下半身はちょっと太めですが、あの脚力も羨ましい。アカカンガルーの垂直跳びジャンプは、180cmくらいの高さが跳べるらしく、バスケの試合でダンクシュートができる跳躍力。動物になるとしたら、カンガルーになって、オーストラリアで暮らしたい(^-^)

 

先日、カンガルーの利き腕が紹介されている記事を読みました。人間以外に利き腕が確認されたのは「カンガルー」だけらしい。ほとんどが左利き、サウスポーというお話にびっくりです。ちなみに、人間の90%は生まれながらの右利き、左利きであっても矯正することが多いようですね。直立二足歩行と利き腕が偏ることには何らかの関係があるようで、とても興味深い。

 

 

なぜ左利きに?  

 

マラシチェフ氏は人間やカンガルーの利き手が進化したのは、脳の右側と左側の機能が異なっているためと考えている。

 

例えば、多くの動物は通常、利き手の有無にかかわらず、通常の動作には左脳が司る右半身を使う傾向にある。一方、捕食者から逃げるといった非常動作には、右脳が司る左半身が使われる。

 

こうした神経系の違いが、ヒトの祖先やカンガルーが直立歩行を始めたときに顕著になったのではないかという。

 

カンガルーは左利き、有袋類の利き手研究 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

 

 

日常は左脳優位で、非日常は右脳優位。生物の頭脳、なぜ左右をスイッチングしてるのでしょうね。使い分けの目的、メカニズムもおもしろい。とすると、脳の使い方は同じなのに、人類の大半が右利きで、カンガルーのほとんどが左利きになった違いがとても不思議。種のほとんとがオーストラリア大陸に生息しているカンガルー。「南半球」ということが利き腕の原因の一つなのかも?

 

熱帯低気圧の「台風」と「サイクロン」。同じ低気圧でも、赤道の南北で回転方向が変わるとのこと。北半球の「台風」が右巻き(反時計回り)の渦になって、南半球の「サイクロン」が左巻き(時計回り)の渦になる。地球の自転方向、「コリオリの力」というものが影響してるらしいですね。

 

 

2. 回転方向の違い

 

大規模なサイクロン(トロピカル・サイクロンやエクストラトロピカル・サイクロン)の地上付近の回転方向は、北半球では反時計回り、南半球では時計回りと常に決まっています。

 

(中略)

 

このような回転方向は、「コリオリの力」とよばれる、地球上の気体に働く見かけの力によって決まっています。

 

デジタル台風:台風(タイフーン)・ハリケーン・サイクロン

 

 

最初の人類が誕生したと言われる「南アフリカ」の地は、赤道よりも下。もしかしたら、アウストラロピテクス(南の猿人)は、南半球生まれで、カンガルーと同じ左利きになってたのかも。そこから北上して、ユーラシア大陸(ヨーロッパ、アジア)に渡り、北半球での時代が長くなって、徐々に右利きになったていったとか?

 

猿人からの進化、次は原人。「北京原人」は中国で北半球、「ジャワ原人」はインドネシアのジャワ島で南半球。続く旧人の「ネアンデルタール人」はヨーロッパで北半球。そして、新人の「クロマニョン人」はヨーロッパと北アフリカで北半球。進化が進むと、人骨の化石が発見される場所が、北半球寄りになっていきますよね。北と南、大陸の面積の比率が気になったので調べてみました。

 

 

 

・陸地は地球表面全体に均等にではなく北半球に偏って分布しており、 陸地の多い側を陸半球(りくはんきゅう)、海の多い側を水半球(すいはんきゅう)と呼ぶ。

 

(中略)

 

天体を赤道で二分したとき、北側が北半球、南側が南半球です。
北半球全体の陸地の面積比は39.4%で、南半球の陸地の面積比は18.4%。

 

地球を知ろう│地球のデータ│地球の雑学集

 

 

もしも地球の上下が逆さで、北極と南極が逆だったら進化に影響がある?南半球に陸地が偏って、利き腕の主流が左利きな人類になってる?カンガルーの謎から派生して、あれこれ妄想を膨らませてます(笑)