興味深い失敗談です。誰もやっていないなら、自分がやる。他の人が失敗してるなら、自分が成功させる。自分ならうまくやれるという錯覚。とても興味深いです。
ほかの人だって、一生懸命やってきたんだ。にもかかわらず、成功しなかった。
人間の能力なんていうのは、さほど変わらない。勉強したからうまくいくというのは、単なる思い上がりだったのだ。
(中略)
愚者は俺がやればできると考える。
賢者は愚者でもできることをやる。
私の考え方は、一八〇度変わった。
60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法
とくに、「愚者は俺がやればできると考える」「賢者は愚者でもできることをやる」の二行が印象的ですね。
頑張ればうまくいく。
才能があるからうまくいく。
勉強してるからうまくいく。
自分を過信してると人生を浪費する。
無駄な努力で終わることに気付いた作者さんの気づき。
心に沁みる言葉です。
このあと、「戦わずして、儲けるための第一原則。つわものどもが唸っている戦場には、初めから足を踏み入れない」と続きます。ライバルが多いところで勝とうとするのは愚策なのですね。
60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法
神田昌典 (著)