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市販のだしパックで集団食中毒、缶詰などの加工食品でもヒスタミンが出る?

 

きつねうどんを食べた園児たちが集団食中毒のニュース。市販のだしパックを煮すぎたことが原因で、ヒスタミン中毒というお話、とても気になりました。食用で売られてる食料品、料理法によっては危険があるのですね。

 

 

都によると、墨田区保健所は、きつねうどんのスープから検出された化学物質「ヒスタミン」が原因の食中毒と断定。

 

給食の調理業者が、ヒスタミンが入っていた市販のだしパックをメーカーによって定められた調理法よりも長く煮て、抽出された可能性があるとみている。

 

だしパックの煮すぎが原因? 保育園の給食で食中毒 東京(産経新聞) - Yahoo!ニュース

 

 

メーカーが推奨する時間が「10分」のところ、「45分」も煮ていたそうです。時間制限が用法に書かれていたこと、守らないと危ないこと、初めて知りました。煮立たせた分だけ美味しくなると思っていたので、びっくり。91人中28人が発症。1時間ほどで回復したとのこと。みなさん軽傷でホントよかったです。ちなみに、テレビの報道では「かつおぶし」のパックと紹介されていました。

 

はじめて聞いた「ヒスタミン」という物質。調べてみますと、加熱調理では分解されないらしい。厚生労働省さんのHPで紹介されていました。

 

 

食中毒の原因となる食品は?

ヒスチジンを多く含むマグロ、カジキ、カツオ、サバ、イワシ、サンマ、ブリ、アジなどの赤身魚及びその加工品が主な原因食品として報告されています。

 

 

ヒスタミンによる食中毒の予防方法と対策

一度生成されたヒスタミンは、調理時の加熱等では分解されません。


そのため、ヒスタミン産生菌の増殖と酵素作用を抑えてヒスタミンを生成させないようにするため、原材料(魚の場合には死んだ瞬間から)から最終製品の喫食までの一貫した温度管理が重要です。

 

ヒスタミンによる食中毒について

 

 

 

生魚だけでなく、加工されたものでもヒスタミン中毒になる可能性があるのですね。乾燥してれば大丈夫、缶詰なら安心というわけではないのだと驚きです。実際に、シーチキンでの発症例があったようで、記事がありました。

 

 

 

わずかながら毎年ヒスタミン中毒は発生する

2013年10月11日、はごろもフーズは、缶詰「シーチキン マイルド」から、アレルギー症状を引き起こす物質「ヒスタミン」が検出されたため、同シリーズの3商品、計約672万個の回収を始めたと発表されました。

 

消費者から「口の中のかゆみや違和感をがある」という申し出があり、検査した結果、社内基準値を上回るヒスタミンを検出したということです。

 

缶詰にヒスタミン? ヒスタミンが多いとどうなるの? [食と健康] All About

 

 

 

缶詰でも生成されるのですから、お寿司やお刺身などの生鮮食品は、ホント早めに食べた方がよいのかも。ただ、残ったらラップで冷蔵保存、翌朝に食べることもありましたが、今までのところ大丈夫。健康被害はまだないので、それほど神経質に心配する必要はなさそうですね(^-^)