スタジオジブリの映画「紅の豚」。月刊『モデルグラフィックス』に掲載された『飛行艇時代(宮崎駿の雑草ノート)』が元になっているのですね。
作者: 宮崎駿
レイアウト:田口信也・関口八重子
空賊マンマユートとの対決、カーチスとの空中戦など、映画とほぼ同じ。もちろん、メカニックとしてフィオ・ピッコロ嬢も登場、紅の飛行艇“ファルゴーレ号”の内部構造がどうなっているかなど、フルカラー漫画で嬉しい描写が満載です。
ただ、もう一人のヒロイン“マダム・ジーナ”や戦友の“フェラーリン”といったポルコ・ロッソ(マルコ・パゴット)の過去に関わる重要人物は登場してないです。飛行艇のシーンが中心な印象。
もくじ
飛行艇時代
第1話・第2話・第3話
MULUTI VISION RESEARCH
サボイアS.21試作戦闘飛行艇“ファルゴーレ号”
カーチスR3C-0非公然水上戦闘機
空賊マンマユート団“ダボハゼ号”
戦闘飛行艇戦史1914~1918
シュナイダー・トロフィー・レースの歴史
宮崎駿の雑草博物館
世にも奇妙な連載“雑草ノート”の秘密
宮崎さんと模型と飛行機を語る
二馬力飛行倶楽部
漫画(全3話)は15ページほどで、残りのページは飛行艇や人物の詳細設定、戦闘飛行艇戦の歴史、模型(プラモ)といった飛行艇づくしの内容になっています。お値段80万円する模型がかなりカッコイイです。