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恐竜の肺に気嚢、低酸素な地球に適応した進化?

 

はてなブログをされている「小島アジコ / orangestar (id:orangestar) 」さん。映画ドラえもん「のびたの新恐竜」の考察がとてもおもしろいです。感想が具体的で、どうしてそう思われたのか理由が明確、豊富な知識に驚かされました。

 

とくに、恐竜の誕生について書かれた部分がわかりやすかったです。恐竜が巨大化した理由は高酸素という説を読んだことがあったのですが、恐竜が誕生したときは真逆の低酸素状態だったみたいです。

 

低酸素の地球、環境を克服するための進化が恐竜化というお話。「恐竜」と「鳥類」の関係、「酸素」と「肺」の関係、「肺」と「二足恐竜」の関係、とても興味深いです。

 

 

恐竜の誕生は、ペルム紀が終わり三畳紀が始まったときにおこった大絶滅(所謂pt境界)に端を発する。その時代、(なぜそうなったのかというのには諸説あるが)地球全体が低酸素状態になり、その結果、大絶滅が引き起こされた。そして、その時の低酸素状態を克服するために、爬虫類に属する双弓類から進化したのが恐竜の先祖だ。


 低酸素の状態から酸素を十分に取り込むために、肺の機能をポンプのように発達させた。また、移動の際に体の動きによって呼吸が邪魔されないように、二足歩行を発達させた。それが、およそ2億5000万年前の話。

 

2足歩行をして、ポンプ肺を持つ生き物がすべての恐竜の先祖になった。(のちのジュラ紀や白亜紀で4足で歩いている草食恐竜も、この二足歩行の恐竜がクジラのように先祖返りした生き物だ)

 

ドラえもん のび太の新恐竜が自分にとってやっぱり度し難い理由。 - orangestarの雑記

 

 

恐竜の呼吸について、ウィキペディアさんでは、恐竜にも鳥類と同じ「気嚢」があったという仮説が紹介されていました。

 

気嚢による吸気と排気の効率化。哺乳類の横隔膜呼吸よりも呼吸効率が高くて、「鳥類ははるか1万m上空の空気密度の低い空間でも呼吸が可能(ウィキペディア 気嚢)」らしいです。空気が薄い空、高く飛んでも大丈夫な鳥。ご先祖様が暮らしていた地球、高度1万メートルくらい酸素が薄かったのかもしれないですね。

 

 

 

映画館で上映中の最新作「のび太の新恐竜」。大山のぶ代さんがドラえもんの「のび太の恐竜」のリメイク版と勘違いしてました。リメイク版は「のび太の恐竜2006」があったのですね。でも、パラレル作品ではなくて、ピースケつながりで2006と時間軸は同じらしい。恐竜三作品、見たくなりました(^-^)