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「欲望」の対義語は「飽和」?

 

欲望はエネルギーの状態で、満たされなくて欲しがる心。逆に、満たされて欲しがらない心を表す言葉は何でしょうね。

 

「無欲」「虚無」はゼロの状態。対義語というと、相殺できる反対言葉なイメージ。善悪や温冷など、プラスとマイナスで方向違い。互い違いなベクトル要素が足りてない感じがしています。

 

もう充分。満たされて心がパンパン。これ以上入らないという意味なら「飽和」が近いでしょうか。飽きてるから求めない。飽きてるから退屈。飽きてるから面倒。興味も湧かない、行動もおこさない。ちなみに、「飽和」の対義語は「不足」みたいです。

 

欲望をコントロールする方法。「退屈」「面倒」といった飽和で感じる感情をぶつけるとよいのかもしれないですね。例えば、欲しいと思った物を買うとき、処分するときのことを考えたら、少し面倒なことに気づけそう。ちょっと躊躇できて、ブレーキになりそう。ブレーキ踏んでばかりもつまらないですが、欲望のアクセル全開なのも困りものですもんね。

 

他者にとっては面倒でも、自分が続けてること。

他者にとっては退屈でも、自分は楽しいこと。

他者にとっては不要でも、自分にとっては欲しいもの。

 

満たされなくて欲しがる心、欲望は人それぞれ。ゴミ屋敷のニュースを見るたび、限界のない物欲、限度のない収集癖に驚かされます。自分の家に入ることもできない住居者さん。自宅はゴミだらけで、ご本人様が家の外で暮らしてる映像にびっくり。

 

ゴミのために不便な生活をしても、不快にも不満にも思わない。ゴミを捨てられることの方が大問題。集め続けることをやめられず、満たすことができてない欲望。必要不要の区別がない。所有するだけで活用しない。いつか使うで捨てられない。判断保留で置いておく。わからないことだらけですが、集めても集めても、どんなにいっぱい集めても、終わりはなさそうですよね。