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牛乳の片手飲み、腰に手を当ててしまう理由は「CPG」の指令? / スポーツトレーニングが変わる本

 

以前、「チコちゃんに叱られる」で紹介されていた疑問。「牛乳を飲むときに腰に手を当てるのはなぜ?」という質問。番組では、腰を反らした方が飲みやすい、腰を反らすために手で押している(実験では5度くらい角度が深くなる)との理由。日常でスルーしてしいる身近な不思議、とても興味深いです。

 

先日読んだ本。身体のメカニズムを、別の視点で分析されているくだりがありました。右肘を曲げると、左肘も曲げたくなる。「CPG」という言葉で説明されています。

 

 

牛乳や缶ジュースを立った姿勢で飲むとき、なぜもう一方の手が腰にいくのか。よく見かける光景だと思いますが、あれもCPGの指令によるものです。

 

スポーツトレーニングが変わる本―イラスト版 (別冊宝島 263)

 

 

「CPG」とは「セントラル・パターン・ジェネレーター」の略称で、日本語では「中枢性リズム発生装置」と呼ばれるもの。右肘を曲げると「神経の連合反応」で、左肘も曲げるように命令がでてるらしい。簡単に説明すると、意図せずに行ってる動作、脊髄の命令で行う「クセ」のようなものってことでしょうか。

 

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そうすることが自然という所作。体温計を冷やすとき、手首を使ってらせん状に振るのも「CPG」によるものとか。そういえば、走るときって、両肘を曲げますね。片腕だけ曲げて、片腕だけ伸ばすと走りにくい。腰の負担が大きい感じで、バランスが悪い。ランニングの腕振り、止めてみると、牛乳を飲んでるときのような姿勢にも見えますね。

 

 

スポーツトレーニングが変わる本―イラスト版 (別冊宝島 263)

 

大昔に作られた素焼きの埴輪。「踊る埴輪(踊る人々・踊る男女)」と呼ばれるポーズ。両腕で輪を作り、片方は頭、片方は腰に手を当てるデザインのもの。踊っている説、馬上で手綱を握っている説があるそうで、とても印象的な姿勢。片手をあげたら、片手は下げる。太古の人類にとっても自然な格好だったのかも?