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裕一さんの「懐かしいね」の意味、放送と小説の違い

 

朝ドラ「エール」の最終週。もう今週で放送が終わってしまうと思うと、とても寂しいです。今日放送の結婚式(結婚記念コンサート)のシーンが最後に撮影された場面だったみたいですね。先日、あさイチさんでクランクアップ後のごあいさつが紹介されていました☆

 

みんなにエール。みんなの幸せ。裕一(窪田正孝)さんと音(二階堂ふみ)さんだけでなくて、友人やご家族のエピソードもおもしろいエール。ハッピーな結婚式から5年後へ。放送が10話分ほどカットされているそうなのですが、もしかしたら村野鉄男(中村蒼)さん、杉山あかね(加弥乃)さんの恋模様だったのかも?なんとなく良い雰囲気だったので、気になってました。鉄男さんは弟さんとのエピソードもありましたもんね。

 

エールの放送台本を元に小説化した書籍。下巻も出ていたので、最終話を待ち切れずに読んでしまいました。ドラマの映像でしか楽しめない部分、小説のト書きで楽しめる部分、それぞれの良さがありますね。

 

最近ですと、病院のお見舞いに来た池田さんの場面の違い。テレビ放送では、口が悪いけど優しい池田さんらしいセリフが印象的でしたが、本ではあっさり一行。池田さんが指揮者の代理を見つけたという事実のみ。お見舞いの描写はバッサリカットでした。

 

台本が元になってますが、本筋のテンポを優先してるところもありますね。上巻のラストから下巻の冒頭は「田ノ上五郎」さんが弟子入りする場面。ドラマでは、裕一さんに断られて来るたびに、汚れていくハナコ岡部さんがおもしろかったのですが、諦めずに何度も来た感じには書かれてないです。

 

今日の放送。ロザリオを前に、結婚を誓うアキラ(宮沢氷魚)さんと華(古川琴音)さん。裕一さんが「懐かしいね」とぽつり。お二人の姿をご自身に重ねての言葉。ト書きを読む間があることで、裕一さんの感情をじっくり味わえました。

 

 

かつての自分たちを見ているようだと、裕一は思った。

「懐かしいね……」

 

NHK連続テレビ小説 エール 下

 

 

ドラマを見終えたあとに、心理描写を後追いする感じで読むと、作品が倍おもしろくなりますね。本の最後と、あさイチさんで紹介されていた最終話とは違うようなので、どのようなラストシーンになるのか、とても楽しみです☆

 

 

 

NHK連続テレビ小説 エール 下 

林宏司, 中川千英子,清水友佳子, 嶋田うれ葉, 吉田照幸

 

最終回後のエールロス。小説を最初から読み返して、喪失感を補おうと思います(笑)

 

追記:ロカビリー歌手のアキラさんを演じる「宮沢氷魚」さんは、THE BOOMのボーカル「宮沢和史」さんの息子さんなのですね。