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映画でカットされたホワイトハウスの防衛戦 / 小説 バイオハザード ザ・ファイナル

 

ミラ・ジョボビッチさん主演。カプコンさんの大人気ゲームソフト「バイオハザード」の映画シリーズ。6作品目の『ザ・ファイナル』で完結。シリーズなのに、全作品ともタイプのちがった雰囲気なのがおもしろい。どれも、ゾンビシューティングゲームのアクション感覚を楽しめる映像で、最後まで好きな作品です。

 

 

バイオハザード:ザ・ファイナル (字幕版)

出演: ミラ・ジョヴォヴィッチ, アリ・ラーター, ショーン・ロバーツ, ルビー・ローズ, ローラ

監督: ポール・W・S・アンダーソン

 

ただ、疑問がいくつか残っていて、消化不良な部分が気になってます。とくに、5作品目の「リトリビューション」でウェスカーがアンブレラ(コンピュータ―「赤の女王」)を裏切って、なぜ、アリスを助けたのか。

 

そして、5のラストシーンからつながるホワイトハウスでの大決戦場面がなかったこと。アリスがただ一人生き残ったのかの経緯説明がないこと。5で助けた少女「ベッキー」の生存確認など、伏線が脱線に終わっている部分がとても気になりました。そうした部分が小説(ノベライズ)版に書かれていると知ってお取り寄せ。

 

 

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バイオシリーズのなかで最もゾンビや怪物が集まっている壮大な場面、ホワイトハウスでの大激戦を映像化するのは大変ですね。お金がかかりそう。それに、レオン、エイダ、ジルの最期を描写するとかなり残酷でグロい。ばっさりカットは仕方ない判断なのかもしれないですね。せっかく5で無事に生き延びたのに、あっさり死んでしまうのがとても悲しい。

 

一番気になっていたウェスカーの思惑。なぜ共闘しようとしたのか。なぜアリスの能力を復活させたのか。そして、なぜ裏切ったのか。理由が書かれていてすっきりしました。

 

小説の最後には後日談(エピローグ)もあってびっくり。ファイナルではあまり見せ場がなかったウエスカーさん。最後の最後に、細胞だけ生き残っているのですね。

 

 

バイオハザード ザ・ファイナル (角川ホラー文庫) 

作者: ティム・ワゴナー,富永和子

 

hann3.hatenadiary.jp