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10歳で哲学書を出版の「中島芭旺」さん

 

2016年12月7日、日本テレビさん放送の「スッキリ!!」で紹介されていた書籍。当時11歳の哲学者 中島芭旺(なかしまばお)さんの本。悲しみ、苦しみが心に響く。芭旺さんが背負っているものの重さを感じます。

 

 

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9歳の頃から、「悩んでいた自分にプレゼントするために」書き綴っていたという言葉。自分のまま、あるがままでいると、世界が自分を拒絶する。無理して合わせて、押し殺して生きる。

 

受け入れてもらえない生き方(価値観)。辛すぎる現実に対して「許してほしい」という叫び声。一つ一つの言葉の背景に、SOSを感じました。大人びているように見える(演じている)のも、甘えたい気持ちの裏返しなのかも。

 

 

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番組でも紹介されていましたが、この本の巻末の「バオ君の本が生まれた理由(サンマーク出版編集長 高橋朋宏)」に、出版の経緯が詳しく紹介されていますね。

 

バオさんが、出版社さんのフェイスブックへ送ったメッセージ。SNSがきっかけで出版されることになったとのこと。この本が出版されたことはバオさんにとって「これで良いんだ」「辛いことに耐えたからこそ世界が広がった」という救いに感じました。

 

ただ、「10歳なのに、こんなに深く考えている」というのが出版社再度のコンセプトなのだと覆いますが、「10歳の子に、こんな風に考えさせてしまう周囲の環境(家庭・学校・社会)とは、どんな状況なのか?」と心配になりました。

 

 

見てる、知ってる、考えてる

中島芭旺