毒リンゴを食べて死んだ白雪姫。王子様のキスで生き返ったと思っていたので、書籍のタイトルにびっくり。
作者: 間宮史子
この本では、初版と第二版を上下に掲載して比較。原作の日本語訳が掲載されていて、著者さんの解説コメントがちょこっとあります。
初版では、
王子様の召使(棺かつぎ)に背中を叩かれてリンゴを吐き出す。
二版では、
召使が担いでいた棺桶を落とした衝撃で生き返る。
どちらにしても、物理的な衝撃によってリンゴを吐き出す白雪姫。王子様のキスは原作にはないのですね。
調べてみると、王子様のキスで生き返るのはディズニーのアニメーション映画の設定みたいです。一般的に知られている素敵な展開は原作ではなく、ディズニー版の白雪姫なのですね。
もくじ
かえるの王さま、または鉄のハインリヒ
マリアの子
十二人の兄弟
兄と妹
森の三人のこびと
白いへび
ゆうかんな小さい仕立て屋さん
灰かぶり
ホレばあさん
七羽のからす
手を切られたむすめ
テーブルよ食事のしたく、金ひりろば、こん棒よ袋からとびだせ
こびとのビヒテルマン
名づけ親になった死神
おやゆび小僧の旅修業
フィッチャーの島
いばら姫
つぐみひげの王さま
白雪姫
ルンペルシュティルツヒェン
いとしいローラント
金色の子どもたち
金のがちょう
千まい皮
星の銀貨