絵本 オニのサラリーマン / 富安陽子 大島妙子

地獄の会社で働く赤鬼パパが主人公。キャラクターの見た目は怖いですが、通勤電車に揺られ、上司のエンマさまの顔色をうかがい、家族のために一生懸命働く赤鬼。生活感を感じさせる物語のギャップが面白いです。

 オニのサラリーマン (日本傑作絵本シリーズ)

作者: 富安陽子,大島妙子 [asin:4834082008]

とくに、クモの糸で地獄から逃げようとする亡者たちが印象的でした。これは、芥川龍之介さんの『蜘蛛の糸』のパロディですよね。クモの糸に昇っているのはカンダタでしょうか？？鬼目線で描かれているのが興味深いです。