先週の水曜日(7月19日)、激しい腹痛で動けなくなりました。
火曜日(18日)の昼には、下腹部(左下)に少し痛みを感じていたのですが、ただお腹が痛いだけなのだと軽く考えてました。月曜日(17日)あたりから便秘気味だったので、便が出ないことが原因だとばかり。
18日、夜中に何度も便意で起きるもののお通じはなく、便意のたびにキューっと腹部に激痛がはしる。
19日の朝になると、お腹はどんどん痛くなる。食欲がないのでお昼は食べず、午後になるとさらに体が熱っぽくなっていく…悪化していく症状、便秘によるものではないと感じて、19日の午後、病院で診てもらうことにしました。
窓口へ行くと、内科の診療ではなく、外科のお医者さんに診てもらうというお話。検査(CT、採決)の結果は「(S状)結腸憩室炎」で、下腹部の内臓に炎症があるという診断結果。
「即日入院した方が良い」と、先生からすすめられました。けれど、仕事の段取り(引継ぎ)もあり、その日は帰って入院する準備をして、翌日の木曜日(7月20日)から入院。
主な治療方法は「安静」にすること、具体的には「絶食と点滴」。腸管を休ませるために禁食(何も食べない)して、1日中(24時間)、点滴で必要な栄養と水分を補給。さらに、抗生剤の点滴投与で炎症反応を抑えていくというもの。水分も制限されていて、初日は500mlまで、2日目以降は1000mlまでしか飲めませんでした。
ネットで調べてみると、早ければ5日ほどで退院されている方の体験談があったのですが、私の場合、4日目(24日)の採血の結果、炎症反応(WBCとCRP)の数値がまだ高いということで、食事ができるようになったのが5日目のお昼から。
最初はスープ類(重湯、野菜ジュース、味噌汁など)だけで固形のものはなし、翌日(6日目)のお昼から通常食(全粥)に変わり、7日目に退院できることになりました。
結腸憩室炎、入院から退院までの経緯
7月18日
夜中、便意で何度も起きるがまったく出ない。
7月19日
朝、痛みが酷くなる。午後、熱っぽくなる。病院で検査。
7月20日
入院。絶食&点滴。水分摂取500mlまで。
7月21日
水分摂取1000mlまでに上限アップ。
7月24日
採血検査
7月25日
お昼から流動食が食べられるようになる。
7月26日
お昼から通常食(全粥+おかず)が食べられるようになる。
7月27日
退院
今回の病気、便が出ないから痛かったのではなく、大腸(S字結腸)が痛いから便がでなかったのですね。痛みを軽く考えて、病院へ行かなかったらもっと大変なこと(手術が必要な症状)になっていたようです。
一番驚いたのは、担当していただいた医師から「今日、入院できますか?」と聞かれたとき、本当にびっくりです。数年前、「病院へ行ったらその日から入院、そのまま家に帰れないまま…」という方のお話を聞いていたので、大腸癌といった命にかかわる深刻な状況なのかと、ビビってました(T-T)
憩室症は、腸に小部屋(膨らみ)ができて、そこに溜まった便が悪さするという病気だそうで、原因はよくわかっていないそうですね。食生活が一因(あとはストレスによる免疫力低下など)だと言われているようですが、「何をしたからこうなる」という決定的な理由があるわけではなく、突然、誰にでも起こりうる病気なのだとか。
今は、痛み(S状結腸付近を押すと痛かった、便意やおならで激痛)が治まり、お通じも回復。食べ物だけでなく、飲み水の量も制限されていたので、気分は無人島生活から生還した感じでしょうか。入院生活、看護師さん、病院のこと、病気のこと、医療費負担(高額療養費制度・限度額適用認定証)のこと…今回、いろいろ勉強になりました。