視線、眼光の先に何を見て、何を感じているのか…表紙に掲載されているキツネの写真に惹かれました。どの写真も素晴らしく、整列して水を飲むインパラの光景、家族の団らんを過ごしている像の群れなど、一枚一枚に「こんな瞬間があるんだ?」と驚かされる興味深いものばかりでした。
ロザムンド・キッドマン・コックス,尾澤和幸
ナショナルジオグラフィック
とくに気に入ったのが、ハヌマンラングールの写真。「家族の肖像」とタイトルが付けられているのですが、寄り添っている雰囲気が家族写真そのものですよね。自然の中には秩序があり、家族があり、動物に“心”があるのだと感じた写真集です。