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「二十」を「はた」と読む語源は「果て」の意味?

 

和語数詞の「十」で「つなし」と読むお名前。なぜ、十には「つ」が付かないのかから始まった疑問の連鎖。「十」は、もともと「とおつ」だったとか、「二十」も「はたつ」だったとか、興味深い書籍がたくさんありました。

 

今まで読んだ中で、一番詳しく書かれていた本。先日読んだ助数詞の著者さん、おもしろかったので別の書籍もお取り寄せ。タイトルのネーミングにびっくりです(笑)

 

 

20に達すると「二十(はた)」です。これは「果て」の意味で、手足の20本を全て数え果たしたという意味が語源になっているという説があります。

 

「二十」には「一つ、二つ」の「つ」を付け、「はたつ」となり、それが音変化を経て「はたち」となりました。二十一以上になると、今度は二十+n(n=一~九)となり、「はた - あまり - ひとつ」「はた - あまり - ふたつ」「はた - あまり - みっつ」と言います。

 

アイドルのウエストはなぜ58センチなのか

 

 

「にじゅういち」は「はた あまり いち」ととても長い読み方をしてたのですね。ちなみに、十の位は「とを あまり ~」となるそうです。二十(はたち)より上の位も紹介されていたのが嬉しい。

 

「三十(みそぢ)」

「四十(よそぢ)」

「五十(いそぢ)」

「六十(むそぢ)」

「七十(ななそぢ)」

「八十(やそぢ)」

「九十(ここのそぢ)」

「百(ももつ)」

 

「あまり」を付けてのカウント。お風呂で100まで数えたら、とても時間がかかりそう。のぼせてしまいますね(笑)

 

 

 

アイドルのウエストはなぜ58センチなのか―数のサブリミナル効果

飯田朝子