外出はアバター、分身が社会活動。仕事も、買い物も、娯楽も、恋愛も。自分の分身となるロボットが動いてくれる。脳で直接コントロール、五感も感じる。自分自身は自宅の自室、寝てるだけ。病気に強いリモート社会。映画「サロゲート(代理人)」の現実では、生身の肉体が必要ないですね。
監督: ジョナサン・モストウ
<出演 / 声の出演>
トム・グリアー: ブルース・ウィリス / 山路和弘
ピータース: ラダ・ミッチェル / 八十川真由野
マギー: ロザムンド・パイク / 田中敦子
ストーン: ボリス・コドジョー / 谷口節
予言者: ヴィング・レイムズ / 郷里大輔
見た目は思うがまま。リアルで、なりたい自分が生活する映画「サロゲート」。バーチャルで、自分の好きを形にできる映画「レディ・プレイヤー1」。2つの作品、共通点は「他者に見せたい理想的な自分」でしょうか。
自分の好きな自分になって、他人からも評価される。これ以上の幸せはないですね。人間にとって幸福な状態の一つは、「何者かになること」と同時に「人気者になること」なのかも。
でも、「自分の好きな自分が、他人の好きな私ではない」ところが難しい。逆に、「他人の好きな私が、自分の好きな自分ではない」こともありますもんね。人と人、期待がずれてるところが苦々しい。
アバターでは、髪の毛がふさふさで若いブルース・ウィリスさん。私は、スキンヘッドで年齢を重ねたブルース・ウィリスさんが好きですね。理想と現実、二人のブルース・ウィリスさんが印象的な映画でした。