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『菜根譚』からはじめる つながらない関係 / 小池龍之介

 

他者の失敗やミスは気づきやすくて、とやかくあれこれ言いたくなってしまう。でも、立場が逆になって、自分が指摘されたとしたら、言われたくない不快に感じる言葉だったりもする。

 

 

他人の欠点というのは、自覚的にそれを見つけたり指摘したりしようとするのでなしに、いわば、自動的に、いつだって、誰にでもやすやすと目に見えてしまうものです。

 

  『菜根譚』からはじめる つながらない関係

 

 

人と共に過ごすのに一番大切なのは、あるがままを受け入れる心。自分も他人も許す寛容さ。「正しさ」よりも「楽しさ」を大事にする姿勢でお付き合い。相手の気持ちを考えるなら、不服や不満は飲み込んでしまうのが良いのですね。

 

 

『菜根譚』からはじめる つながらない関係――世間に染まらず、世間を生きぬく

小池龍之介 (著) [asin:9784413230414]

 

 正しいからと言って相手を責めてよいわけではなくて、正しさを主張しないという選択もある。「感情や欲望のままに、自分を満たすことが正しい」という考え方を疑ってみると、満たさないことで満たされる不思議な感じになりますね。