監督: ジョゼ・パジーリャ
出演: ジョエル・キナマン, ゲイリー・オールドマン, マイケル・キートン, サミュエル・L・ジャクソン
2014年に劇場公開されましたリメイク版の映画『ロボコップ』。ダークヒーローではないのですが、メインカラーはブラックで、黒いボディスーツが印象的。スパイダーマンに登場するヴェノム的な印象がありますね。
主人公の見た目だけでなく、初代オリジナル版の設定を踏襲しつつ、大胆に内容をアレンジしている作品。そして、テーマは「AI兵器」の賛否。
前作では、記憶がない状態からのロボコップ。今作では、人体改造が行われても記憶はそのままというのが興味深いです。
感情のない「AI警察官」がデトロイト市民に受け入れてもらえない。だから「人間」を残しつつ、優秀なロボット警官を作ることに。
でも、感情で判断している分、AIロボットよりも対処が遅くなるというジレンマが発生。結局、薬物で脳をコントロールして無反応な状態へ、無表情・無人格なロボットになるよう修正される。さまざまな葛藤が、作品の味になってますね。
映像的に衝撃的だったのは、頭部と肺、片腕以外が機械になっていること。自分であって自分ではない姿をみて、「殺してくれ」というセリフに胸が苦しくなる。漫画「銃夢(映画「アリータ: バトル・エンジェル」の原作)」を読んだときのような複雑な心境になりました。
キャストさんでは、博士役のゲイリー・オールドマンがかっこよかったです☆
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