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お客さんが欲しいのは「商品」ではなく、その商品で満たされる「結果」…読書『ドリルを売るには穴を売れ』

 

 

 

ドリルを売るには穴を売れ 

作者:佐藤 義典 (著, 監修)

asin:9784413036238

 

 

本のタイトルに惹かれてお取り寄せした書籍。わかりやすく、興味がわくキャッチコピー。ストレートなタイトルが素晴らしいですね。

 

読んでみると、期待以上の内容。マーケッティングの4つの基本理論が詳しく書かれていました。

 

 

 

「あなたは何を売っているのか(ベネフィット)」

「誰に売っているのか(ターゲティング)」

「あなたの商品でなければならない理由はなにか(差別化)」

「その価値をどうやって届けるのか(4P)」

 

 

 

 

タイトルの『ドリルを売るには穴を売れ』というのは、第一章のベネフィットのこと。顧客はモノを買うのではなくて、買って得られる結果(達成・満足)なのだと勉強になりました。

 

 

 

あなたにとっての売り物はドリルだが、顧客にとっては、ドリル自体ではなく「穴を開ける道具」を売っている。

 

ドリルを売るには穴を売れ 

 

 

 

つまり、したいことがあって、商品が欲しいということですよね。料理がしたいからフライパンを買う、焦げ付きたくないからティファールを買うといった感じでしょうか。

 

また、安いから買うのはお値段でお得だから。高くても買うのは、自分がしたいことを満たしてくれる価値があるから。「手軽軸(価格重視層)」で勝負するのか、「商品軸(品質重視層)」で勝負するのかという違いも興味深かったです。マーケティングの考え方は難しいものではないのだと感じました。